Tech Inside

ACPI S4 (Suspend to Disk)

従来のAPMモード「Suspend to Hard Drive(ハードディスクへのサスペンド)」機能は、AOpen製マザーボードの独自規格でした。BIOSはチップセットの持つ重要なレジストリ項目の全てをケアし、またチップセットはパワーマネージメントに対応していることが前提のシステムです。ところが、マザーボードはオープンアーキテクチャであり、マザーボードに追加することの出来る拡張カードは多岐にわたります。そのため、このハードディスクへのサスペンド機能に対応することは非常に困難であり、ノートブックPCは閉じたアーキテクチャを採用したのでした。拡張カード(そしてカード上のチップ)は、APM機能に対応していることが必要であります。そこで、AOpenのハードディスクへのサスペンドモードの動作確認に関するテストリポートをこれまで積み重ねてきました。しかし近年「Suspend to Hard Drive」とは、ACPI機能で定義されているS4-ハイバネーションであると、認識されるようになり、BIOSだけではなくOS(例えばWindows98など)も、この機能に関連するようになりました。残念ながら、現在ではACPI Suspend to Hard Driveをサポートする拡張カードはほとんどありません。

また、もうひとつの重要な要因として、一般的にOSと拡張カードがIntelチップセットへの対応することを、まず何よりも優先事項と考えられており、非Intel系のチップセットへの対応はそれに続くものであると考えられています。この事実がSuspend to Hard Drive機能が、VIA製チップセットでの対応を難しくしているのです。結論として、Suspend to Hard Drive機能はAX63の公称機能として採用されませんが、Suspend to Hard Drive機能を必要とするユーザに対応BIOSの配布を行いたいと考えています。

<目次へ戻る>

Copyright ©2003, AOpen Japan Inc., All rights reserved.